20世紀・シネマ・パラダ イス

　　物語の続きを表示する

最初の殺人事件 　フランシスの故郷の村ではお祭りが開催されていた。そこへ現れた「カリガリ博士」と名乗る 男。お祭りでの営業許可をもらいに役場へ行ったが、役場の係官はぞんざいな対応をした。その夜、役場の係官は何者かに殺害された…。

第２の殺人事件 　フランシスは親 友のアランとお 祭りへ行き、カリガリ博士の見世物小屋へ入った。

カリガリ博士が命令すると、夢遊病者のチェザーレが25年間の眠りから目覚めた。 　　カリガリ博士　「チェザーレは何でも見通すことができる」。　アラン　「ぼくの寿命は？」。 　　チェザーレ　「夜明け前までに死ぬ」。

翌朝。フランシスのもとにアランが殺害されたとの知らせが届いた。

第３の殺人未遂事件 　村で第３の殺人未遂事件が発生。 　助けを求める声に気付いた人々により犯人が捕らえられた。

フランシスはアランの殺害事件に疑念を抱き、警察の許可を得て、ジェーンの父親 と一緒にカリガリ博士の小屋を取り調べに行っていた。

連続殺人犯逮捕の報せを聞いたフランシスとジェーンの父親は、急ぎ警察署へ駆けつけた。 　捕らえられた男は、お婆さんを殺そうとしたが、前の２件の殺人事件とは無関係だと主張した。

その頃、父親の帰りが遅いので心配になったジェーンは、カリガリ博士の小屋を覗きに行った が、チェ ザーレ を見て恐ろしくなり、逃げ帰った。

ジェーンが襲われる 　フランシスはカリガリ博士の小屋を見張り続けていた。 　カリガリ博士は、ジェーンが自分を疑っている男の娘と知り、チェザーレに殺害を命じた。

チェザーレはジェーンの寝室に忍び込んだが、彼女に心奪われ、殺害せずに外へ連れ出した。

村の人々が異変に気付いた。村人たちが追跡している途中でチェザーレは命を落とした。

ジェーンから事の次第を聞かされたフランシスは驚いた。何故なら、彼は その時刻、カリガリ博士の横で眠っているチェザーレを見張っていたからだ。

フランシスは警察官と一緒にカリガリ博士の小屋へ乗り込んだ。小屋で眠っていたチェザーレ は替え玉の人形だった。カリガリ博士が隙をみて逃げ出し、フランシスは後を追った。博士が逃げ込んだ先は精神病院だった…。

カリガリ博士の正体 　フランシスは病院の職員に事情を話し、院長室へ案内してもらった。すると、院長席に座っていたのは、何とカリガリ博士だった。茫 然とす るフランシス…。

院長（カリガリ博士）が眠っている間に、フランシスと病院の職員は、院長の秘密の研究書類 を発見した。 　研究書類を読み進むうちに、院長が11世紀に存在したとされるカリガリなる人物と夢遊病者の研究をしていたことが判った。

更に、この病院に夢遊病 患者(チェザーレ）が収容されてからの臨床記録も出てきた。 　院長は研究を進めるうちに精神に異常をきたしてしまったのだった。

病院にチェザーレの遺体が運ばれて来た。それを見た院長は発狂し、職員たちに取り押さえら れた。 　これで一連の連続殺人事件は一件落着。ところが・・・。

HOME