20世紀・シネマ・パラダ イス

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Dishonored

     間諜X27
     Dishonored
     監督:ジョセフ・フォン・ス タンバーグ
     (1931年/アメリカ)
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 愛に殉じ た美しき女スパイ

 1915年のウィーン。夜の街角で、自殺した仲間の娼婦を見送りながら、「私は生も 死 も怖くない」と呟く女。
 ある男がその女に声を掛け、2人は女の部屋へ。
  「自分はある国のスパイだ、楽に稼がないか?」。
 女は買物へ行くふりをして警官に通報し、男は連行された。
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Dishonored-29  翌日。女は警察からの命令によりオーストリア帝国陸軍に出頭。案内された部屋には昨夜の男 がいた。

 男の正体は軍の秘密諜報部長で、昨夜は女の愛国心を試すため、かまをかけたのだった。女が 戦死した軍人の未亡人であることまで調査済みで、女 はスパイになることを打診された。
  「恥にまみれて生きてきた、愛する祖国の為に、名誉ある死に方ができるのなら本望だ
 女はスパイの任務を引き受けた。
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  主な出演者など

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 X27
  
マ レーネ・ディートリッヒ Marlene Dietrich
 
クラノウ大佐役
  
ヴィ クター・マクラグ レン Victor McLaglen

 ・ジョセフ・ フォン・スタンバーグ監督とマレーネ・ディートリッヒの黄金コンビによる第3作目。
 当時、私生活においても親密な関係にあったとされる2人。スタンバーグ監督がディートリッヒの為に撮った、彼女の人気絶頂期の作品。
 (右の写真) スタンバーグ監督とディートリッヒ
Sternberg and Dietrich

Dishonored-31  ・ディートリッヒが召使いに変装するシーンではノーメイク? のスッピン顔を披露。
 冒頭とラストでストッキングを直すシーンでは、“百万ドルの脚線美” を披露するサービスも。

 ・愛する祖国を裏切ってまでも男への愛を貫き、不名誉な(=Dishonored) 死を遂げる美しき女間諜。
 ディートリッヒが伝説のスーパースターとなった傑作の1本。
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