20世紀・シネマ・パラダ イス

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Duck Soup

     我輩はカモである
     Duck Soup
     監督:レオ・マッケリー
     (1933年/アメリカ)
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 ナンセン ス・コメディで一世を風靡したマルクス兄弟の代表作

 財政難にあえぐフリードニア国は資産家のティ スディル夫人に資金援助を求め、夫人はファイアフライを 首相にすることを条件に融資をした。
 ファイアフライ首相就任の祝賀パーティー。隣国シルベニアの大使トレンチーノは、踊子のヴェラ・マーケルをスパイとして送り込んでいた。
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 フリードニア国の乗っ取りを企んでいるトレン チーノは、2人のスパイ、チコリーニピンキーを同国に送り込んだ。
 その頃、フリードニア国の閣僚会議はファイアフライ首相の独壇場 …。
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 首相官邸前でピーナッツを売っていたチコリーニとピンキーは、露天商の親父とひと悶着…。 ファイアフライは2人を部屋に呼び、チコリーニを国防大臣に、ピンキーを運転手に任命した。
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 『我輩はカモである』 予告編



  主な出演者など 

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 マルクス兄弟(左 から)
  グルーチョ(三男):ファイ アフライ役
  ゼッポ(五男):秘書官役
  チコ(長男):チコリーニ役
  ハーポ(次男):ピンキー役
 マーガレット・デュモント:ティスディル夫人役
 ルイス・カルハーン:トレンチーノ役


 ・マルクス兄弟の代表作であるが、公開当時は興行的に振るわず、彼等が契約して いたパラマウント社で の最後の作品となった。
 五男のゼッポは本作を最後に俳優業から引退し、以後、タレント・エージェントとなった。
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Duck Soup-19  ・監督はレオ・マッケリー。 キャリアの初期は、本作をはじめ、数多くのコメディ映画を監督した。
 (左の写真) 左から、マッケリー監督、チコ、ハーポ

 ・マルクス兄弟の大ファンであるウッディ・アレンは、『ハンナとその姉妹』(1986年)において、自身が演じるノイローゼの男が、『我輩はカモである』 を鑑賞して救われるというオチで、マルクス兄弟をレスペクトしている。 Duck Soup-20

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 ・AFI(アメリカ映画協会)が2000年に選定した「笑えるアメリカ映画ベスト100」 で第5位に選出された。


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