20世紀・シネマ・パラダ イス

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Duck Soup

     我輩はカモである
     Duck Soup
     監督:レオ・マッケリー
     (1933年/アメリカ)
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 ナンセンス・コメディで一世を風靡したマルクス兄弟の代表作

 財政難にあえぐフリードニア国は資産家のティスディル夫人に資金援助を求め、夫人はファイアフライを 首相にすることを条件に融資をした。ファイアフライ首相就任の祝賀パーティー。隣国シルベニアの大使トレンチーノは、踊子のヴェラ・マーケルをスパイとして送り込んでいた。
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 フリードニア国の乗っ取りを企んでいるトレンチーノは、2人のスパイ、チコリーニピンキーを送り込んでいた。2人の調査は満足できるものではなかったが、トレンチーノは2人にもう一度チャンスを与えることにした。
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 その頃、フリードニア国の閣僚会議はファイアフライ首相の独壇場 …。 Duck_Soup-6-2

 首相官邸前でピーナッツを売っていたチコリーニとピンキーは、露天商の親父とひと悶着…。 ファイアフライは2人を部屋に呼び、チコリーニを国防大臣に、ピンキーを運転手に任命した。
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 秘書官から、トレンチーノが自分のことを馬鹿にしていると知らされたファイアフライが、トレンチーノの横っ面を引っ叩き、怒ったトレンチーノはフリードニア国に宣戦布告した。
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 戦争を回避するため、ティスディル夫人が2人の仲を取り持とうとしたが物別れに終わった…。 Duck_Soup-11-3

 ヴェラからの通報で、トレンチーノはティスディル夫人がフリードニア国の作戦計画書を預かっている事を知った…。チコリーニとピンキーがファイアフライに扮装して作戦計画書を入手しようとしたが…。
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 チコリーニは国家反逆罪で逮捕された。彼の裁判中にシルベニア国の軍が動き出したとの一報が入っ た…。

 和平交渉のため、ティスディル夫人がトレンチーノを連れて来たが、ファイアフライはまたしても彼の横っ面を引っ叩き、両国はついに戦争へ突入した…。 Duck_Soup-15-2


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 『我輩はカモである』 予告編



  主な出演者など 

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マルクス兄弟(左から)
 ハーポ:ピンキー役
 チコ:チコリーニ役
 ゼッポ:秘書官役
 グルーチョ:ファイアフライ役
マーガレット・デュモント:ティスディル夫人役
ルイス・カルハーン:トレンチーノ役


 ・マルクス兄弟の代表作であるが、公開当時は興行的に振るわず、彼等が契約していたパラマウント社での最後の作品となった。
 五男のゼッポは本作を最後に俳優業から引退し、以後、タレント・エージェントとなった。
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Duck Soup-19  ・監督はレオ・マッケリー。 キャリアの初期は、本作をはじめ、数多くのコメディ映画を監督した。
 (左の写真)左から、マッケリー監督、チコ、ハーポ

 ・マルクス兄弟の大ファンであるウッディ・アレンは、『ハンナとその姉妹』(1986年)において、自身が演じるノイローゼの男が、『我輩はカモである』 を鑑賞して救われるというオチで、マルクス兄弟をレスペクトしている。 Duck Soup-20

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 ・AFI(アメリカ映画協会)が2000年に選定した「笑えるアメリカ映画ベスト100」 で第5位に選出された。


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