20世紀・シネマ・パラダイス
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ジェシカ・タンディ
Jessica Tandy 1909- 1994 （イギリス/アメリカ） |
◆ 代表作
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鳥 The Birds (1963年/アメリカ） |
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ニューヨーク東８番街の奇跡 Batteries not Included (1987年/アメリカ） |
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ドライビング Miss デイジー Driving Miss Daisy （1989年/アメリカ） |
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フライド・グリーン・トマト Fried Green Tomatoes （1991年/アメリカ） |
◆ 史上最高齢の80歳でアカデミー賞主演女優賞を受賞
| ・1909年、ロンドン生れ。本名は Jessie Alice Tandy 。 1927年、18歳の時に舞台俳優としてデビュー。若手の実力派として徐々に頭角を現し、ジョン・ギールグッド主演の 「ハムレット」 (1934年）、ローレンス・オリヴィエ主演の 「ヘンリィ五世」 (1937年） といったシェークスピア劇をはじめ、数多くの舞台に出演。 『The Indiscretions of Eve 』 (1932年） で銀幕デビューもした。 （右の写真） 舞台 「ヘンリィ五世」 (1937年） ローレンス・オリヴィエと |
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| ・1932年、ジャック・ホーキンスと結婚。長女 (1934年生） を授かったが、1940年に離婚した。 * ジャック・ホーキンス … 『戦場にかける橋』 (1957年）、『ベン・ハー』 (1959年）、『アラビアのロレンス』 (1962年） 等に出演。 ・1940年、離婚を機に渡米し、ブロードウェイを中心に活動した。（1952年にアメリカの市民権を取得） |
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| ・スペンサー・トレイシー主演の 『第七の十字架』 (1944年/監督：フレッド・ジンネマン） でハリウッド映画デビュー。ヒューム・クローニンとの銀幕での初共演作品でもあった。その後、グリア・ガースン、グレゴリー・ペック主演の 『愛の決断』 (1945年） 等に出演したが、ハリウッドでは大きな役を与えられなかった。 |
| ・アメリカでの最初の大きな成功は舞台で収めた。ブロードウェイ劇 「欲望という名の電車」 (1947年〜） で主役のブランチを演じ、トニー賞の主演女優賞を受賞。 |
| 大ヒットした同舞台は映画化されたが、映画会社がスター女優を望んだため、ブランチ役はヴィヴィアン・リーが起用された。 マーロン・ブランド、キム・ハンター、カール・マルデンといった共演者たちが映画版にもキャストされる中、舞台の成功の功労者である彼女１人が辛酸をなめさせられた。 （右の写真） 舞台 「欲望という名の電車」。 左から、マーロン・ブランド、キム・ハンター、ジェシカ・タンディ |  |
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| 『砂漠の鬼将軍』 (1951年/監督：ヘンリー・ハサウェイ） ジェームズ・メーソンと |
『鳥』 (1963年/監督：アルフレッド・ヒッチコック） |
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・劇場用映画への出演は、1950年代は３作品、1960年代は２作品、1970年代は僅か１作品だけだった。 この間、専ら舞台で活動。夫のヒューム・クローニンとの２人劇 「The Gin Game 」 (1977年〜/演出：マイク・ニコルズ） で、２度目のトニー賞の主演女優賞を受賞した。 （左の写真） 舞台 「The Gin Game 」 ヒューム・クローニンと |
| ・ブロードウェイ劇 「Foxfire 」 (1982年〜） で、３度目のトニー賞主演女優賞を受賞。 同舞台は1987年にTVドラマ化され (「別れの時」 )、ジェシカ・タンディはエミー賞の主演女優賞を受賞した。 （右の写真） 舞台 「Foxfire 」 左から、ジェシカ・タンディ、キース・キャラダイン、 ヒューム・クローニン |
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| ・1980年代は、10本の劇場用映画に出演。その内の５作品、『Honky Tonk Freeway 』 (1981年/監督：ジョン・シュレシンジャー）、『ガープの世界』 (1982年/監督：ジョージ・ロイ・ヒル）、『コクーン』 (1985年/監督：ロン・ハワード）、『ニューヨーク東８番街の奇跡』 (1987年）、『コクーン２ / 遥かなる地球』 (1988年） は、夫婦揃っての出演だった。 |
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| 『コクーン』 (1985年） ヒューム・クローニンと |
『ニューヨーク東８番街の奇跡』 (1987年） ヒューム・クローニンと |
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・『ドライビング Miss デイジー』 (1989年） でアカデミー賞主演女優賞を受賞。 80歳での受賞は、『人生はビギナーズ』 (2012年）のクリストファー・プラマー (82歳） に抜かれはしたが、女優では史上最高齢の記録 (2019年現在）である。 アカデミー賞、トニー賞、エミー賞の演技賞３冠を達成した数少ない名優の１人にもなった。 （左の写真） 『ドライビング Miss デイジー』 ダン・エイクロイド（左）、モーガン・フリーマンと |
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アカデミー賞授賞式。プレゼンターはグレゴリー・ペック |
| ・舞台で輝かしい実績を残し、晩年は銀幕でも脚光を浴びた。特に、アカデミー賞を受賞してからは超売れっ子となり、『フライド・グリーン・トマト』 (1991年） でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートもされた。 （右の写真） 『フライド・グリーン・トマト』 キャシー・ベイツ（左）と |
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| 『迷子の大人たち』 (1992年） シャーリー・マクレーン（中央）、シルヴィア・シドニー（右）と |
TVドラマ 「白い犬とワルツを」 (1993年） ヒューム・クローニンと |
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・亡くなる３ヶ月程前、夫婦揃ってトニーの生涯功労賞も受賞した。 （左の写真） トニー賞生涯功労賞受賞時。ヒューム・クローニンと ・1990年に癌と診断されたが、最晩年まで第一線で活動し続け、『ノーバディ−ズ・フール』、『カミーラ / あなたといた夏』 (1994年） は死後に公開された。 |
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| 『ノーバディ−ズ・フール』 (1994年） ポール・ニューマンと |
『カミーラ / あなたといた夏』 (1994年） ブリジット・フォンダ（右）と |
| ・1994年、85歳で他界。 |
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