20世紀・シネマ・パラダ イス

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     白熱
     White Heat
     監督:ラオール・ウォルシュ
     (1949年/アメリカ)
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 やっ たぜママ! 世界一だ! ジェームズ・キャグニーがマザコンのギャングを快演

 ギャングの一味が列車を襲撃し、機関士など4人を殺害して大金を強奪した。ボスのコーディ・ジャレットは冷酷非情な男であるが、マー (母親) を溺愛しており、妻のバーナはマザコンの夫に愛想を尽かしていた。
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 コーディは捜査当局 (財務省捜査課) に目星を付けられ、危うく捕まりかけた。彼は列車強盗と同じ日に、手下の一人に遠隔地のホテルで窃盗をさせており、その犯人として自首した。
 コーディが重罪を逃れるために自首したことは明らかだ。当局は、彼が収監される刑務所に潜入捜査官のファロ ンを 送り込むことにした。
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 『白熱』 予告編動画


  主な出演者など 

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コーディ役 … ジェームズ・キャグニー James Cagney
ファロン役 … エドモンド・オブライエン Edmond O'Brien
バーナ役 … ヴァー ジニア・メイヨ Virginia Mayo
マー役 … マーガレット・ウィチャリー  Margaret Wycherly

 ・1920年代後半から30年代にかけてギャング映画がブームとなったが、その時代に誕生 した最大のギャング・スターがジェームズ・キャグニーだった。
  (右の写真) ラオール・ウォルシュ監督とジェームズ・キャグニー
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 ・ブームが下火となり、キャグニーもギャング役から離れていたが、セミ・ドキュメンタ リー・タッチの犯罪映画 『裸の町』 (1948年) が大ヒットし、同作を追随するかたちで 『白熱』 が製作され、キャグニーも久方ぶりにギャングを演じることとなった。 

 ・当初の脚本ではありきたりのギャングであった主人公を、マザコンの精神異常者に仕立てた のはギャ グニー本人であったという。
 ヴァージニア・メイヨ曰く、「ジミーはオスカーを獲得したはずです。しかし、ギャング映画はオスカーを獲得すべきではないと考える 人たちがいた…」。
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White_Heat-19  ・監督は、最古の長編ギャング映画とされている 『Regeneration (1915年) で名をあげたラオール・ウォルシュタンクローリーの追 跡シーンでは、台詞や地図で示される場所と映像を一致させるなど、セミ・ドキュメンタリー・タッチの手法 を取り入れ、第一級の娯楽作品に仕上げた。
 
主役のキャグニーとは、『彼奴は顔役 だ!』 (1938年)、『いちごブロンド』 (1941年) で も組んでおり、気心の知れた仲であった。

 ・AFI (アメリカ映画協会) が選定した 「ギャング映画ベスト10」 (2008年選出) で第4位。「ヒーロー&悪役ベスト100」 (2003年選出) で、コーディが悪役の第26位。「名 セリフ・ベスト100」 (2005年選出) で、「やったぜママ! 世界一だ ! Made it, Ma ! Top of the World ! 」 が第18位にランクイン した。 White_Heat-20

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