20世紀・シネマ・パラダ イス

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Dodsworth

     孔雀夫人
     Dodsworth
     監督:ウィリアム・ワイラー
     (1936年/アメリカ)
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 名匠ウィ リアム・ワイラー監督の出世作

 サム・ダズワースは、20年間 心血を注いできた自動車会社を売却した。売却先からは、好待遇での副社長のポストを提示されたが、それも辞退した。
 彼は、愛する妻の長年の夢であった欧州旅行へ出立するために自由人となり、第2の人生へ歩み出そうと心に決めていた。
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  サムの妻フランは、 スイスで教育を受けたこともあり、欧州の伝統と文化に憧れを抱いており、アメリカは健全なだけで低俗であると嫌っていた。
 ダズワース夫妻は巨大客船クィーン・メリー号に乗船し、「人生の楽しみ方を学ぶため 」、まずは英国を目指して旅立った。

  

  主な出演者など 

Dodsworth-38  ・サム役 … ウォルター・ヒューストン Walter Huston  (右)
 ・フラン役 … ルース・チャタートン Ruth Chatterton  (左から2番目)
 ・コートライト役 … メアリー・ア スター Mary Astor  (右から2番目)
 ・イズリン役 … ポール・ルーカス Paul Lukas  (左)
 ・ロカート役 … デヴィッド・ ニーヴン David Niven

 ・アメリカ初のノーベル賞作家シンクレア・ルイス原作の舞台劇を映画化した作品で、サム役 のウォルター・ヒューストンは舞台でも主役を務めていた。

 ・アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞など7部門でノミネートされたが、受賞は室内 装 置賞のみだった。
 監督賞に史上最多の12回もノミネートされたウィリアム・ワイラー監督が、初めて オスカー候補となった出世作。
  (右の写真) 左から、メアリー・アスター、ワイラー監督、ウォルター・ヒューストン
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  ピック・アップ … ルース・チャタートン

Ruth Chatterton
 Ruth Chatterton  1892-1961 (アメリカ)

 ・1892年、ニューヨーク生れ。14歳の時からブロードウェイでコーラスガールとして活躍。 
 
 ・『父と子』 (1928年) で銀幕デビュー。『マダムX』 (1929 年)、『サラアとその子』 (1930年) で2度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

 ・『孔雀夫人』 の撮影時には、役作りでウィリアム・ワイラー監督と激しく対立し、監督の顔を平手打ちしたこともあったという。
 同作が最後のハリウッド映画で、ハンガリー映画 『A Royal Divorce(1938 年)に出演後、映画界から引退。
  (右の写真) 『サラアとその子』 フレドリック・ マーチ
Sarah_and_Son
 ・小説家、女性飛行士としても活躍した後、1948年、10年ぶりにTVドラマで女優とし てカムバックした。

 ・1961年68歳で他界。

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