20世紀・シネマ・パラダ イス

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Morocco

     モロッコ
     Morocco
     監督:ジョセフ・フォン・ス タンバーグ
     (1930年/アメリカ)
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 スタン バーグ&ディートリッヒ 黄金コンビの最高傑作
 
 北アフリカ フランス領のモロッコ
 出征中だった外人部隊が町に帰還した。
 その中には、女たらしとして評判で、上官にも目をつけられている兵士トム・ブラウンの姿も あった。
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 モロッコへ向かう客船上
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 モロッコの上流社会で有名な大富豪ベ シェールの横を、どこか物憂げな女性が通り過ぎた。
 ベシェールは女性が落とした荷物と一緒に名刺を差し出した。
 その場を立ち去った女性は名刺を海へ破り捨てた…。
 ベシェールは女性の事を船長に訊ねた。
  船長 「舞台芸人でしょう…。あの手のタイプは、自殺志願者、片道切符
   の女
と呼ばれています
…」。
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 『モロッコ』 予告編


  主な出演者など

Gary Cooper   ト ム・ブラウン役
 ゲーリー・クーパー
 Gary Cooper
Marlene Dietrich  アミー・ジョリー役 
 マレーネ・ディートリッヒ
 Marlene Dietrich
Adolphe Menjou  ベシェール役
 アドルフ・マンジュー
 Adolphe Menjou



 ・ジョセフ・ フォン・スタンバーグ監督とマレーネ・ディートリッヒの黄金コンビが ハリウッドで撮った最初の作品。
 アカデミー賞では、主演女優賞、監督賞、撮影賞、室内装置賞の4部門でノミネートされたが 受賞には至らなかった。

 ・日本では、初の字幕スーパー作品として公開。
 キネマ旬報社のベストテンで第1 (1931年度)に選出された。
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 ・マレーネ・ディートリッヒの男装は本人のアイデア。
 ディートリッヒが客席の女性にキスをするシーンはセンセーションとなった。
 それにしても、男装の麗人ディートリッヒが煙草を吸う姿の何とも粋なこと。
 ・ゲーリー・クーパーは自ら売り込んで役を得た。
 女たらしの兵士を嫌味なく好演し、特に日本では本国でのそれを上回る人気を獲得。
 当初は助演扱いであった映画のポスターに大和撫子たちから抗議が殺到し、慌てた映画会社がポスターを作り直したというエピソードも。
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 ・ディートリッヒとクーパーは6年後、ディートリッヒがスタンバーグ監督とのコンビ解消後 の最初の作品 『真珠の頸飾』 (監督:フランク・ボー ゼージ で再共演をした。
 2人は同じ1901年生まれ。クーパーが5月、ディートリッヒが12月生まれ。

 ・映画史に残る名ラストシーン。
 兵士集合のラッパが吹かれてからは、サイレント映画さながら台詞が一切なし。聞こえるのは楽隊が奏でる行進曲と砂漠に吹く風の音だ け。
 途中でハイヒールを脱ぎ捨て、裸足で部隊の後 を追うアミーの姿が砂漠の中に消えていくなか、行進曲の音色もフェードアウトしていき、最後は風の音だけに。見事な演出。
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