20世紀・シネマ・パラダイス
フランク・ボーゼージ
Frank Borzage
1893-1962(アメリカ)
◆
代表作
ユーモレスク
Humoresque
(1920年/アメリカ)
第七天国
7th Heaven
(1927年/アメリカ)
バッド・ガール
Bad Girl
(1931年/アメリカ)
戦場よさらば
A Farewell to Arms
(1932年/アメリカ)
真珠の頸飾
Desire
(1936年/アメリカ)
歴史は夜作られる
History is Made at Night
(1937年/アメリカ)
◆
第1回アカデミー賞監督賞を受賞
・
1893年
、ユタ州生れ。13歳の時に地方巡業の劇団に入り、19歳の時からエキストラで映画に出演。映画製作者・監督の
トーマス・H・インス
のもとで働くようになり、『神々の怒り(火の海)』、『タイフーン (台風)』
(1914年)
では、
早川雪洲
や雪洲の妻となる青木鶴子とも共演した。
(右の写真)『神々の怒り(火の海)』青木鶴子と
・自ら主役も務めた『
The Pitch o' Chance
』
(1915年)
で監督デビュー。監督業に専念するようになった1918年頃までは、俳優としても100本近くの映画に出演した。
・母子ものの『ユーモレスク』
(1920年)
が、当時の人気雑誌「Photoplay」誌の読者投票で第1回作品賞を受賞するなど高い評価を得て、名監督の仲間入りを果たした。
(左の写真)『ユーモレスク』
・
『第七天国』
(1927年)
で第1回アカデミー賞の監督賞を受賞。同作は前述の「Photoplay」誌の作品賞も受賞した。
(右の写真)『第七天国』 チャールズ・ファレル、
ジャネット・ゲイナー
・『第七天国』のジャネット・ゲイナー、チャールズ・ファレルとは、『街の天使』
(1928年)
、『幸運の星』
(1929年)
でもトリオを組み、2人を人気コンビに仕立て上げた。
『第七天国』撮影時
チャールズ・ファレル
(左)、
ジャネット・ゲイナー
と
ジャネット・ゲイナー
と
・トーキーの時代に入ってからも活躍は続き、『バッド・ガール』
(1931年)
で2度目のアカデミー賞監督賞を受賞。
(右の写真)『バッド・ガール』サリー・アイラース、ジェームズ・ダン
・アカデミー賞作品賞にノミネートされた
『戦場よさらば』
(1932年)
、
メアリー・ピックフォード
の引退作品『秘密』
(1933年)
等を監督。
(右の写真)『戦場よさらば』撮影時。
ゲーリー・クーパー
(
中央)、ヘレン・ヘイズと
『秘密』(1933年)撮影時
メアリー・ピックフォード、
レスリー・ハワード
(中央)と
『真珠の頸飾』(1936年撮影時
マレーネ・ディートリッヒ
、ゲーリー・クーパー(右)と
・1940年代以降は今一つ精彩を欠いたが、『聖なる漁夫』
(1959年)
まで、100本以上を監督した。
(左の写真)『歴史は夜作られる』(1937年)撮影時。
シャルル・ボワイエ
(左)、
ジーン・アーサー
と
・
1962年
、
69歳
で他界。
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