1962年
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マリリン・モンロー・ノー・リターン
8月4日、マリリン・モンローがロスの自宅で死亡した。享年36歳。
検死の結果、死因はドラッグの大量摂取で、「おそらくは自殺」 との見解が公表された。
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彼女の死をめぐって、陰謀(他殺)説、事故説等、様々な憶測が飛び交い続けた。
1982年、ロスの検察が再調査に着手したが、犯罪を裏付ける証拠は見つからなかった。
事故説についてはどうか。モンローが摂取したドラッグの量は、誤飲とは思えないほどの量だった。また、彼女は情緒不安定で精神科の治療も受けており、精神科医の所見も交え、事故説は除外されていた。
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モンローは亡くなる数年前から、扱いづらい女優、トラブル・メーカーとの評判が立っていた。撮影時間になっても楽屋に引きこもったまま出て来ない…、台詞を覚えていない (覚えられない)… 等々。おそらく、ドラッグの副作用による神経症が現れていたのだろう。 |
モンローと同じようにドラッグの副作用に苦しみ、ドラッグで亡くなったジュディ・ガーランドの場合は事故死と見なされている。
自殺か事故か? 真実は 「神のみぞ知る」 ことだが、ドラッグの常用がモンローの肉体と精神を蝕み、死期を早めたことだけは間違いないようである。 |
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