・1922年、ミネソタ州生まれ。本名はFrances Ethel Gumm。
父親は舞台芸人、母親はピアニストという芸能一家で、2歳の時から、父親が経営していた映画館で、2人の姉と一緒に歌を披露していた。
7歳の時に、姉妹が所属していた歌劇団のクリスマス・ショーに「Gumm Sisters」として出演。その時のステージの様子が、『The
Big Revue』(1929年)という短編映画で残っている。
(右の写真)「Gumm Sisters」中央が末っ子のジュディ・ガーランド
・姉妹トリオは「GarlandSisiters」に名称を変更。
*Garland = 花輪、花飾り バスター・キートン、ゲーリー・クーパー、ロバー
ト・テイラー等がカメオ出演したMGM社の短編映画『La Fiesta de Santa Barbara』(1935年)にも出演したが、長女の結婚を機にトリオは解散。ジュディは歌唱力を認められ、MGM社と契約
した。
(左の写真)『La Fiesta de Santa
Barbara 』一番左がジュディ
・MGM社の大スター、クラー
ク・ゲーブルの36歳の誕生日パーティーで、「You Made Me Love You」(1913年)の替歌を披露。これが好評で、映画『踊る不夜城』(1937年)の
中でも歌い、「Dear Mr. Gable」として親しまれることとなった。
(左の写真)『踊る不夜城』 で、クラーク・ゲーブルの写真を前に歌うジュディ・ガーランド
・1961年に、ニューヨークのカーネギー・ホールで行ったコンサートを収録したライヴ・
アルバム「Judy at Carnegie Hall 」
が、ビルボードのアルバム・チャートで13週連続No.1となる大ヒットを記録。
翌年のグラミー賞で、最優秀女性歌唱賞、最優秀アルバム賞を受賞した。
(左の写真)「Judy at Carnegie Hall」
のレコード・ジャケット