20世紀・シ
ネマ・パラダイス
魅惑の映画音楽
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作曲:チャールズ・
チャップリン
1972年のアカデミー賞授賞式で、名誉賞を受賞したチャップリンが登場する際にも使用された曲。
元々はインストゥルメンタルであるが、1954年に、歌詞を付けてナット・キング・コールが歌いヒット。その後も、マイケル・ジャクソン等、多くの歌手
にカヴァーされている。
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『風と共に去りぬ』 (1939年) 〜 「タラのテーマ
( Tara's Theme ) 」
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作曲:マックス・スタイナー
アカデミー賞に26回もノミネートされ、『男の敵』 (1935年)、『情熱の航路』 (1942年)、『君去りし後』 (1944年)
で3回受賞。映画音楽の大家の1人。
『風と共に去りぬ』 もアカデミー賞作曲賞にノミネートされたが、『オズの魔法使』 に敗れた。
AFI (アメリカ映画協会) が2005年に選定した
「アメリカ映画音楽ベスト25」 で、『風と共に去りぬ』 は、『スター・ウォーズ』 に次ぐ第2位にランクされた。 |
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『駅
馬車』 (1939年) 〜 「淋しい草原に埋めてくれるな
( Bury me not on th lone prairie ) 」 |
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元々は、19世紀にイギリスで作られた 「The Ocean Brial
」 という船乗りたちの歌。
新大陸アメリカへ渡った開拓者たちが、歌詞の 「大洋」 を 「草原」 に変え、カウボーイたちに歌い継がれていた民謡。
映画の楽曲はインストゥルメンタル。アカデミー賞作曲・編曲賞を受賞。
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『オズの魔法使』 (1939年) 〜 「虹の彼方に (Over the Rainbow ) 」
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作詞:エドガー・イップ・ハーバーグ 作曲:ハロルド・アーレン
歌:ジュディ・ガーランド (写真)
アカデミー賞歌曲賞を受賞。
AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した 「アメリカ映画主題歌ベスト100」 で第1位。
全米レコード協会等が2001年に主催した 「20世紀の名曲」 でも第1位に選定された。 |
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『ピノキオ』 (1940年) 〜 「星に願いを (When You Wish upon a Star ) 」
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作詞:ネッド・ワシントン 作曲:リー・ハーライン
歌:クリフ・エドワーズ (写真)
ディズニーが2年の歳月をかけて完成させた 『ピノキオ』 の主題歌。
クリフ・エドワーズはコオロギの声優も務めている。
アカデミー賞歌曲賞を受賞 (アニメでは初)。
AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した
「アメリカ映画主題歌ベスト100」 で第7位。 |
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『スイング・ホテル』 (1940年) 〜 「ホ
ワイト・クリスマス (White Christmas ) 」
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作詞・作曲:アービング・バーリン
歌:ビング・クロスビー (写真)
アカデミー賞歌曲賞を受賞。
AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した 「アメリカ映画主題歌ベスト100」 で第5位。全米レコード協会等が2001年に主催した
「20世紀の名曲」 で第2位に。史上最も売れたシングル・レコード (推定5,000万枚)
として、ギネス・ブックに認定されている。 |
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『カ
サブランカ』 (1942年) 〜 「時の過ぎ行くままに (As
Time Goes By ) 」
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作詞・作曲:ハーマン・フップフェルド
歌:ドーリー・ウィルソン (写真:後はハンフ
リー・ボガート)
ブロードウェイのミュージカル 「Everybody's Welcome 」 (1931年)
の為に書かれた曲であるため、アカデミー賞の選考対象とならなかった。
映画音楽を担当したマックス・スタイナーは、自身のオリジナル曲での撮り直しを求めたが、イ
ングリッド・バーグマンが次作 『誰が為に鐘は鳴る』 の為に髪を短くしていたので叶わなかったとの説がある。 |
サム役のドーリー・ウィルソンは、ドラマー兼歌手として活動していた経歴があるが、ピアノ
は弾けなかった。
AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した 「アメリカ映画主題歌ベスト100」 で第2位に。 |
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作曲:ヴィクター・ヤング
『誰が為に…』 を含め、アカデミー賞に22回もノミネートされた映画音楽の大家の1人。
『80日間世界一周』 (1956年) で、死後にアカデミー作曲賞を初受賞した。
自作の他、アレンジでも手腕を発揮し、「エデンの東」、「ライムライト 〜 テリーのテーマ」
等、彼のオーケストラで録音した楽曲は、オリジナルをも凌ぐ人気を誇った。 |
『誰が為に…』 は、オリジナル・サウンドトラック全編が、初めてレコード化 (LP)
された作品でもあるそうです。
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『荒野の決闘』 (1946年) 〜 「いとしのクレメンタイン
(Oh My Darling Clementine ) 」 |
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19世紀の中頃、ゴールドラッシュで沸き立つカリフォルニアの金鉱掘りたちの間で発祥した
とされるフォークソングが原曲。
映画のモデルとなったワイアット・アープ (1929年没) も、原曲は聞いたことがあるのかもしれない。
ちなみに、日本で 「雪山讃歌」 の詩が書かれたのは1927年とのこと。
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『第三の男』 (1949年) 〜 「ハリー・ライムのテーマ
(The Harry Lime Theme ) 」 |
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作曲:アントン・カラス
ウィーンのカフェでチター (楽器) を演奏していたアントン・カラス。『第三の男』
の撮影でウィーンを訪れていたキャロル・リード監督に見出され、同作の音楽を担当すること
に。英国滞在中は同監督の自宅に寝泊りし、フィルムを観ながら作曲した。要所要所で奏でられるチターの音色は、映画のムードを効果的に盛り上げた。主題曲
は世界中
で大ヒットし、アントン・カラスの名は永遠不滅となった。 (写真)
キャロル・リード監督(左)とアントン・カラス |
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| 『シンデレラ』 (1950年) 〜 「ビビディ・バビディ・ブー ( Bibbidi-Bobbidi-Boo ) 」 |
| 作詞:ジェリー・リビングストン 作曲:アル・ホフマン、マック・デビッド
歌:ヴェルナ・フェルトン (写真)
フェアリー・ゴッドマザーの声優ヴェルナ・フェルトンによって唄われた魔法の歌。彼女は、『ダンボ』 (1941年) の母親ジャンボ、『ふしぎの国のアリス』 (1951年) のハートの女王などの声優も務めた。女優としても、グレゴリー・ペック主演の 『拳銃王』 (1950年)、ウィリアム・ホールデン主演の 『ピクニック』 (1955年) などに出演した。 |
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| 作曲:ジョージ・ガーシュウィン
ガーシュウィンがパリを旅行した時の印象を綴った管弦楽曲で、1928年に発表された。この曲をモチーフにした映画では、「アイ・ガット・リズム」、「我が愛はここに」、「天国への階段」、「ス・ワンダフル」 等、全編に渡ってガーシュウィンの曲が使用された。
(左の写真) 主演のジーン・ケリーとレスリー・キャロン
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