20世紀・シ
ネマ・パラダイス
魅惑の映画音楽
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| 『真昼の決闘』 (1952年) 〜 「ハイ・ヌーン (High Noon ) 」
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| 作詞:ネッド・ワシントン 作曲:ディミトリ・ティオムキン (写真)
歌:テックス・リッター
「Do Not Forsake Me, Oh My Darlin 〜 私を見捨てないで、愛しい人よ 」
アカデミー賞に22回ノミネートされ、4回受賞した映画音楽の大家の1人ディミトリ・ティオムキンが作曲し、『ピノキオ』 (1940年) の「星に願いを」 の作詞家ネッド・ワシントンが歌詞をつけた。
フランキー・レインが唄ったカバー曲も大ヒットした。
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『ラ
イムライト』 (1952年) 〜 「テリーのテーマ (エタナリー) Terry's Theme (Eternally ) 」
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作曲:チャールズ・
チャップリン
1972年度のアカデミー賞で劇映画作曲賞を受賞。
恐らく、日本では最も馴染み深いチャップリンの曲。
オリジナルはインストゥルメンタルだが、「スマイル」 と同様、ジェフリー・パーソンズとジョン・ターナーが作詞をして、多くの歌手がカバーしている。
(左の写真) 『ライムライト』 クレア・ブルームとチャップリン
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| 作詞:アーサー・フリード 作曲:ナシオ・ハーブ・ブラウン
歌:ジーン・ケリー
元々は、『ハリウッド・レヴィユー』 (1929年) の中で、クリフ・エドワーズが唄った曲。
ジーン・ケリーが雨の中で唄って踊ったことで、永遠不滅のスタンダード・ナンバーとなった。
AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した 「アメリカ映画主題歌ベスト
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| 長らく、作者不明のスペインの民謡とされていたが、近年では、スペインのギター奏者アントニオ・ルビーラがギターの練習曲として作曲したという説が有力になっている。
映画音楽としては、タイロン・パワー主演の 『血と砂』 (1941年) で初めて使用されたが、『禁じられた遊び』 の主題曲となったことで、世界中で大ヒットした。『禁じられた遊び』 の為にギターを演奏したナルシソ・イエペス (写真) も世界的に有名なギタリストとなった。
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| 『シェーン』 (1953年) 〜 「遥かなる山の呼び声 (The Call of the Faraway Hills ) 」
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| 作曲:ヴィクター・ヤング
ヴィクター・ヤングは、当コーナーでは 『誰が為に鐘は鳴る』 に次いで2度目の登場。アカデミー賞に22回もノミネートされた作曲家だが、「遥かなる山の呼び声」 はノミネートされなかった。
日本では人気の高い曲であり、山田洋次監督が自作映画 (1980年)のタイトルとしたことでも知られている。
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| 『第十七捕虜収容所』 (1953年) 〜 「ジョニーが凱旋する時 (When Johnny Comes Marching Home ) 」
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作曲:パトリック・ギルモア
元々、17世紀のイギリスで生まれた曲だったが、南北戦争の時に北軍のバンド指揮者パトリック・ギルモアが編曲し、大流行した。
『第十七捕虜収容所』 では主題曲として採用され、捕虜たちがクリスマスに、この曲のレコードに合わせて歌いながら兵舎内を行進したり、ラストに、ウィリアム・ホールデン (左の写真) 扮する主人公の相棒だった捕虜が、この曲を口笛で吹くなど、印象的な使われ方をした。
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| 『バンド・ワゴン』 (1953年) 〜 「ザッツ・エンターテイメント (That's Entertainmennt ) 」
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| 作詞:ハワード・ディーツ 作曲:アーサー・シュワルツ
MGM社のミュージカル黄金時代を代表する1作となった 『バンド・ワゴン』 (監督:ヴィンセント・ミネリ)の為に作られた楽曲。
(左の写真) 『バンド・ワゴン』 フレッド・アステアとシド・チャリシー
ジャック・ブキャナン、ナネット・ファブレー、オスカー・レヴァント、フレッド・アステア の4人によって唄われた。
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1974年、MGM社の創立50周年を記念して製作されたミュージカルのアンソロジー映画のタイトル、主題歌ともなった。
1990年、全米の作曲家作詞家出版者協会から 「最も演奏された映画主題歌」 と認定された。
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| 『グレン・ミラー物語』 (1954年) 〜 「ムーンライト・セレナーデ (Moonlight Serenade ) 」
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| 作曲:グレン・ミラー (写真)
トロンボーン奏者でビッグバンドのリーダー、グレン・ミラーが1939年に作曲したスウィング・ジャズの代表的な楽曲の1つ。
第二次世界大戦中、軍の慰問活動中に40歳で亡くなった彼の伝記映画では、ジェームズ・ステュアートがグレン・ミラーを演じた。
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| 作曲:ジャン・ウィエネル (写真)
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の 『地の果てを行く』 (1935年)、『巴里の空の下セーヌは流れる』 (1951年)、ジャン・ルノワール監督の 『どん底』 (1936年) 等の音楽を手掛けたジャン・ウィエネルの代表曲の1つ。
「Grisbi = グリスビー 」 は 「戦利品、略奪品」 の意。映画の邦題では 「現金 (げんなま)」 とした。
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| 『道』 (1954年) 〜 「ジェルソミーナ (Gelsomina ) 」
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作曲:ニーノ・ロータ (写真) ニーノ・ロータ (左) と フェデリコ・フェリーニ
自身が亡くなるまで、フェデリコ・フェリーニ監督の全作品の音楽を手掛けた他、『太陽がいっぱい』、『ゴッドファーザー』 といった名曲も生んだイタリア映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの名を世界中に知らしめた大ヒット作。
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フェデリコ・フェリーニ と ジュリエッタ・マシーナの葬儀では、夫妻と親交のあった著名なトランペット奏者マウロ・マウルがこの曲を演奏した。
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