20世紀・シ
ネマ・パラダイス
魅惑の映画音楽
< 3ページ >
|
作曲:レナード・ローゼンマン
ローゼンマンがニューヨークで音楽教室を開き、ピアノ等を教えていた時に生徒だったジェームズ・ディーンによってエリア・カザン監督に紹介され、本作の主題曲を作曲することになった。
スローテンポにアレンジしたヴィクター・ヤング版も親しまれている。
(左の写真) ジェームズ・ディー
ン (左)とレナード・ローゼンマン |
|
|
|
『慕情』
(1955年) 〜 「恋は素晴らしきもの (Love Ia a Many Splendored Thing ) 」
|
|
|
|
『ピク
ニック』
(1955年) 〜 「ムーングロウ 〜 ピクニックのテーマ (Moonglow ) 」
|
|
「ムーングロウ」 は1933年にウィル・ハドソンとアーヴィング・ミルズの2人が作曲。クラリネット奏者ベニー・グッドマン等が演奏し、親しまれていた。
ウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァクのダンス・シーンで、「ムーングロウ」 のサウンドに、途中からジョージ・ダニング作曲の 「ピクニックのテーマ」 のサウンドが重なる形で用いられた。
(左の写真) 『ピクニック』 ウィリアム・ホールデ
ン
と キム・ノヴァク |
|
|
| 『黄金の腕』
(1955年)
|
| 作曲:エルマー・バーンスタイン (左の写真)
エルマー・バーンスタインが初めてアカデミー賞にノミネートされた出世作。その後、『荒野の七人』 (1960年)、『アラバマ物語』 (1962年) 等、合計14回アカデミー賞にノミネートされ、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル 『モダン・ミリー』 (1967年) で作曲賞を受賞している。
『黄金の腕』 は、タイトル・デザインを手掛けたソール・バスの出世作にもなった。 |
|
|
| 『暴力教室』
(1955年) 〜 「ロック・アラウンド・ザ・クロック (Rock Around the Clock ) 」
|
|
作詞・作曲:ジェームズ・E・マイヤーズ、マックス・C・フリードマン
歌と演奏:ビル・ヘイリー & ヒズ・コメッツ (左の写真) ビル・ヘイリー
1954年にリリースされていた楽曲だが、『暴力教室』 の主題曲として使用され大ヒット。世界中にロックン・ロールのブームを巻き起こした。
映画で主役を務めたグレン・フォードの息子が、この曲の使用を提案したと言われている。
|
|
|
| 『旅情』
(1955年) 〜 「ヴェニスの夏の日 (Summertime In Venice ) 」
|
|
作曲:アレッサンドロ・チコニーニ
歌:ロッサノ・ブラッツィ
作曲家のアレッサンドロ・チコニーニは、『旅情』 と同じくアメリカ人女性とイタリア人男性の恋愛映画 『終着駅』 (1953年/監督:ヴィットリオ・デ・シーカ) の音楽も手掛けている。
(左の写真) 『旅情』 キャサリン・ヘップバーン と ロッサノ・ブラッツィ
|
|
|
| 作曲:パブロ・ソロサバル
映画の中では、5歳となった主人公のマルセリーノを紹介する場面で使用され、映像と歌詞が一致するように作られている。
スタジオ・ジブリの作品にもマッチしそうなメロディーです。
(左の写真) マルセリーノを演じたパブリート・カルボ
|
|
|
| 『知りすぎていた男』
(1956年) 〜 「ケ・セラ・セラ (Que Sera, Sera ) 」
|
| 作詞:レイ・エバンス 作曲:ジェイ・リビングストン
歌:ドリス・デイ
レイ・エバンスとジェイ・リビングストンのコンビは、『腰抜け二挺拳銃』 (1948年)、『別動隊』 (1950年) に引き続き、3度目のアカデミー賞歌曲賞を受賞した。
(左の写真) 『知りすぎていた男』 撮影時。ジェームズ・ステュアート と ドリス・デイ
|
|
|
| 作曲:カルロ・ルスティケッリ
カルロ・ルスティケッリは、『鉄道員』 のピエトロ・ジェルミ監督の出世作となった 『越境者』 (1950年)、『街は自衛する』 (1951年) の音楽も手掛けていた。そして、ジェルミが監督・主演した 『鉄道員』 の主題曲、『刑事』 (1959年) の主題歌が大ヒットし、イタリアを代表する映画音楽家の1人となった。
(左の写真) 『鉄道員』 ピエトロ・ジェルミ
|
『刑事』 の主題歌 「死ぬほど愛して」 を唄ったのはルスティケッリの娘アリダ・ケッリ。『鉄道員』 の主題曲も、後に詩がつけられ、アリダ・ケッリが唄ってヒットした。タイトルは 「あなたに捧げましょう」。
|
|
|
アリダ・ケッリ 「あなたに捧げましょう」 ➡
|
|
| 『王様と私』
(1956年) 〜 「シャル・ウィ・ダンス? (Shall We Dance ? ) 」
|
| 作詞:オスカー・ハマースタイン2世 作曲:リチャード・ロジャース
名コンビ、ロジャース & ハマースタイン2世によるブロードウェイの大ヒット・ミュージカル劇の映画化作品。王様役は舞台と同じくユル・ブリンナーが演じ、家庭教師のアンナ役はデボラ・カー (歌声はマーニ・ニクソン) が演じた。AFI (アメリカ映画協会) が2004年に選定した 「アメリカ映画主題歌ベスト100」 で第54位に。
(左の写真) 『王様と私』 ユル・ブリンナーとデボラ・カー
|
|
|
|