・‟デビー”の芸名を授けられ、ベティ・デイビス主演の『花嫁の季節』(1948年)の端役で銀幕デビュー。2作目の『The Daughter of Rosie O'Grady』(1950年)出演後、ワーナー・ブラザース社との契約を終了。ミュージカル映画への出演を望んでMGM社と契約した。
(右の写真)『The Daughter of Rosie O'Grady』★カラー作品。主役のジューン・ヘイヴァー(右)と
・MGM社での最初の作品はフレッド・アステア主演の『土曜は貴方に』(1950年)。1920〜1930年代に数々のヒット曲を生み出したバート・カルマー(作詞)とハリー・ルビー(作曲)の伝記映画で、デビーは彼等の代表曲「I Wanna Be Loved by You」を唄った歌手のヘレン・ケインを演じたが、歌声はヘレン・ケイン本人が吹き替えた。
(左の写真)『土曜は貴方に』のデビー・レイノルズ
* ヘレン・ケイン … 漫画のキャラクター、ベティちゃん(ベティ・ブープ)のモデルとなった人気歌手。「I Wanna Be Loved by You」は、マリリン・モンローが『お熱いのがお好き』(1959年)の中で唄った。
ヘレン・ケインとベティちゃん
デビー・レイノルズ(左)とヘレン・ケイン
・『Two Weeks with Love』(1950年)では、ヒロインのジェーン・パウエルの妹を演じ、自身の歌声も披露。カールトン・カーペンターとデュエットした「Aba Daba Honeymoon」がビルボードの第3位となるスマッシュ・ヒット。ミュージカル・スターへの足掛かりとなった。
(右の写真)『Two Weeks with Love』 カールトン・カーペンターと