20世紀・シネマ・パラダ イス

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Lady for a Day

     一日だけの淑女
     Lady for a Day
     監督:フランク・キャプラ
     (1933年/アメリカ)
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 キャプラ スクが見事に開花したメルヘン・ムービー

 ブロードウェイの街角でリンゴ売りをしている初老の婦人アニー
 ギャングのデーブは、アニーのリンゴを買うとツキが来 ると信じており、今日もアニーからリンゴを買った。
 仕事が終わったアニーが向かった先は高級ホテル・マーベリーの従業員通用口。いつも顔見知りのオスカーか ら内密でホテルの便箋を買っていた。
Lady for a Day-2
Lady for a Day-3  アニーの一番の楽しみは、スペインで暮らしている最愛の一人娘に手紙を書くこと。ホテルの 便箋に、「先日は、侯爵の為にパーティーを開き、大成功だった…。医者から船旅はムリだと言われた…。お義父さんはスペインへ行くつ もりだったが…」 などとウソの便りを書くアニー。
 全ては愛する娘に心配をかけたくない親心からであった。

  

  主な出演者など 

Lady for a Day-28  アニー役 …  メイ・ロブソン May Robson
 デーブ役 …  ウォーレン・ウィリアム Warren  William
  ヘンリー判事 (マンヴィル氏) 役 … ガイ・キビー Guy Kibbee

 ・フランク・キャプ ラ監督の出世作。脚本は、キャプラ監督との名コンビで数々の名作を書いたロバート・リスキン。
  アニー役にはマリー・ドレスラー、デーブ役にはロバート・モンゴメリー、ジェー ムズ・キャグニーウィリアム・パウエルなどの名前が挙がっていた。
  (右の写真) 左から、リスキン、メイ・ロブソン、キャプラ監督
Riskin Robson Capra

Lady for a Day-27  ・アカデミー賞では、作品、監督、主演女優、脚色の4部門でノミネート。
 監督賞発表の際に、司会のウィル・ロジャースが 「フランク …(間をおいて)、フランク・ロイド 」 と発表。
 最初の 「フ ランク 」 で自分が受賞したと確信したキャプラ監督は舞台へ向かって歩き出したが、勘違いだと気付き、「もう二度と授賞式には出席しないだろ う 」 と思ったというエピソードも。

 ・『一日だけの淑女』 は無冠に終わったが、キャプラ監督は翌年、『或る夜の出来事』 で主要5部門の制覇という快挙を成し遂げた。
 尚、フランク・ロイド監督は、キャプラ監督の前任のアカデミー協会会長でもあった。 
  (右の写真) 左から、ウォーレン・ウィリアム、メイ・ロブソン、ネッド・スパークス。
    ラジオで、『一日だけの淑女』 を再演した時。
Lady for a Day-30

Pocketful of Miracles
 ・キャプラ監督は本作をリメイクした 『ポケット一杯の幸福』 (1961年)を撮ったが、それが自身最後の劇場用映画となった。
  (左の写真) 『ポケット一杯の幸福』 ベティ・デイ ヴィス

Lady for a Day-32
Lady for a Day-31

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