20世紀・シネマ・パラダ イス

filmbar
Mr. Deeds Goes to Town

     オペラハット
     Mr. Deeds Goes to Town
     監督:フランク・キャプラ
     (1936年/アメリカ)
filmbar

  キャプラ 監督が2度目のオスカーを獲得したヒューマン・コメディの名作

 ニューヨークの大富豪センプル氏が事故で急死した。誰が莫大な遺産を相続するのか? マスコミが騒ぎ立てた。
 故人の顧問弁護士シダー広報担 当コッブ、帳簿係の3人は、マスコミの目を避け、田舎町マンドレーク・フィールズに住んでいる 故人 の甥っ子ディーズに会いに行った。
Mr.Deeds-1 Mr.Deeds-1-2
Mr.Deeds-2-2
 ディーズは気さくな性格で町の人気者。友人と小さな工場を経営しているほか、絵ハガキに詩 を書いて生計を立てていた。趣味はチューバを 吹くことで、町のブラスバンドの一員でもあった。
 彼は会ったこともない伯父から2,000万ドルもの遺産を相続することになり、町の人々に見送られながらニューヨークへ向かった。 
Mr.Deeds-3
Mr.Deeds-4
Mr.Deeds-4-2
 シダーは故人の資産から密かに50万ドルを横領して いた。また、故人のもう一人の甥っ子センプルと彼の妻は、あてにしていた遺産をディーズに独り占めされ、何とかしようと企んでいた…。

  

youtubelogo  『オペラハット』 予告編


  主な出演者など 

Mr.Deeds-56
 ディーズ役 … ゲーリー・クーパー Gary Cooper
  ベイブ (ドーソン) 役 … ジーン・アーサー Jean Arthur
 
コッブ役 … ライオネル・スタンダー Lionel Stander
 
裁判長役 … H・B・ワーナー H・B・Warner
 
編集長役 … ジョージ・バンクロフト George Bancroft

 ・アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、録音賞の5部門で ノミネートされ、フランク・キャプラ監督が、『或る夜の出来事』 (1934年) に続き2度目の監督賞を受賞した。
 邦題の 『オペラハット』 は、原作 (小説) のタイトル。
  (右の写真) 左から、ゲーリー・クーパー、ジーン・アーサー、キャプラ監督
Mr_Deeds_Goes_to_Town-3

Mr.Deeds-52
 ・キャプラ監督は、ディーズ役にはゲーリー・クーパーしかいないとして、彼のスケ ジュールが空くまで半年も撮影を待機していた。
 クーパーは監督の期待に応える好演。デビュー当時は大根役者呼ばわりもされたが、本作 で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
 キャプラ監督とクーパーは、『群衆』 (1941 年)で再びコンビを組んだ。
  (左の写真) キャプラ監督(左)とクーパー 

 ・ヒロイン役は、キャロ ル・ロンバードが決まっていたが、撮影開始直前に辞退して、『襤褸と宝石』 に出演。ジーン・アーサーの起用が決まったのは撮影開始後であった。
 デビュー以来、あまり作品に恵まれていなかったが、本作の大ヒットで人気爆発。キャプラ監督のお気に入りとなり、『我が家の楽 園』 (1938年)『スミス都へ行く』 (1939 年)でもヒロインを務めた。
Mr.Deeds-57

Mr.Deeds-58
 ・ゲーリー・クーパーとジーン・アーサーは、同年、大作西部劇 『平原児』 (1936年/監督:セシル・B・デミル で再共演。
 クーパーはアーサーのお気に入りの俳優であったそうで、「彼はとても格好良いし、演技のし易い共演相手であった 」 とのコメントを残している。

HOME