20世紀・シネマ・パラダイス
ルイ・ジューベ
Louis Jouvet
1887-1951(フランス)
◆
代表作
女だけの都
La Kermesse Heroique
(1935年/フランス)
どん底
Les Bas-fonds
(1936年/フランス)
舞踏会の手帖
Un carnet de bal
(1937年/フランス)
北ホテル
Hotel du Nord
(1938年/フランス)
旅路の果て
La fin du jour
(1939年/フランス)
犯罪河岸
Quai des Orfevres
(1947年/フランス)
◆
フランス映画黄金期を代表する名優
・
1887年
、フランスのフィニステール県生まれ。パリ薬科大学に入学し、薬剤師の資格を取得したが、在学中から演劇に興味を抱き、プロの役者になった。
・主に舞台俳優として活躍したが、財政的な問題もあり、45歳の時に『
Topaz
』
(1933年)
で銀幕デビュー。以後、
ジャック・フェデー
監督の
『女だけの都』
(1935年)
、
ジャン・ルノワール
監督の『どん底』
(1936年)
、『ラ・マルセイエーズ』
(1938年)
、
ジュリアン・デュヴィヴィエ
監督の『舞踏会の手帖』
(1937年)
、『旅路の果て』、『幻の馬車』
(1939年)
、
マルセル・マルネ
監督の『北ホテル』
(1938年)
、
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
監督の『犯罪河岸』
(1947年)
など、名監督たちの名作に出演した。
『女だけの都』(1935年)
『どん底』(1936年)
ジャン・ギャバン
(左)と
『北ホテル』(1938年)
アナベラ
と
『旅路の果て』(1939年)
ヴィクトル・フランセン(左)と
・舞台では、演出家としても活躍。フランス政府からレジオンドヌール勲章を授けられた。また、晩年に活動していた劇場は、「アテネ・ルイ・ジューベ劇場」 と彼の名前が冠せられている。
(右の写真)『
Forfaiture
』(1937年)
早川雪洲
(左)と
・
1951年
、
63歳
で他界。本人は映画よりも舞台を愛していたようで、ジュリアン・デュヴィヴィエ監督は、「
映画が好きでなかった彼を、映画は尊敬した
」と追悼した。
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