20世紀・シネマ・パラダイス
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ベティ・グレイブル
Betty Grable 1916-1973（アメリカ） |
◆ 代表作
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| 遥かなるアルゼンチン Down Argentine Way (1940年/アメリカ) |
英空軍のアメリカ人 A Yank in the RAF （1941年/アメリカ） |
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| ピンナップ・ガール Pin Up Girl （1944年/アメリカ） |
百万長者と結婚する方法 How to Marry a Millionaire （1953年/アメリカ） |
◆ 戦中・戦後のNo.1アイドル
| ・1916年、ミズーリ州生れ。母親が俗に言う「ステージ・ママ」で、12歳の時に15歳と偽ってFOX社の『Happy Day』(1929年）で銀幕デビュー。その後、サミュエル・ゴールドウィンと契約し、コーラス隊「ゴールドウィン・ガールズ」の一員として数本の映画に出演した。 ・1932年、RKO社と契約。フレッド・アステア＆ジンジャー・ロジャース主演の大ヒット作『コンチネンタル』(1934年）、『艦隊を追って』(1936年）等に端役で出演。 ・1936年、パラマウント社と契約するも３年でお払い箱にされた。 |
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・一旦ハリウッドを離れ、ブロードウェイの舞台「デュバリイは貴婦人」(1939年）に出演。その後、個人ツアーで舞台に出演しているところを20世紀FOX社のダリル・F・ザナックにスカウトされ、病気で降板したアリス・フェイの代役として『遥かなるアルゼンチン』(1940年）に出演。スターの仲間入りを果たした。 （左の写真）『遥かなるアルゼンチン』ドン・アメチーと |
| ・「百万ドルの脚線美」と謳われ、水着やショート・パンツ姿の写真は第２次世界大戦中、米軍兵士たちの間で人気No.１だった。 ‟ピンナップ・ガール”、‟ピンナップ・クィーン”として歴史に名を残した。ちなみに、人気No.２はリタ・ヘイワースだった。 （右の写真） 売上No.1だったベティ・グレイブルのポスター。 ！ Life誌による「世界を変えた100枚の写真」にも選出された。 |
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| 『英空軍のアメリカ人』（1941年） タイロン・パワーと |
『Mother Wore Tights』（1947年） ダン・デイリー、モナ・フリーマン（右）と |
| ・日本では未公開の作品も多いが、彼女が主演の映画(ほとんどがミュージカル）はことごとく大ヒットした。1942
年、ドル箱(マネー・メイキング）スター・ベストテンの第８位に初登場すると、翌1943年には第１位に。以後、1944年（４位）、1945年（３
位）、1946年（９位）、1947年（２位）、1948年（２位）、1949年（７位）、1950年（４位）、1951年（３位）と、女性スターでは圧
倒的な人気を誇った。『第十七捕虜収容所』(1953年）には写真だけで登場して大活躍した。 ・1946年から1947年にかけて、アメリカで最高給取りの女性だったという。 |
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| ・1952年、20世紀FOX社との再契約交渉が難航し、主役で企画されていた『紳士は金髪がお好き』(1953年）は、マリリン・モンローが代わりに出演した。当時のギャラは、グレイブルの15万ドルに対してモンローは1万8千ドルだった。 ・３作品に出演することで再契約がまとまり、モンローと共演した『百万長者と結婚する方法』(1953年）は大ヒットした。 （右の写真）『百万長者と結婚する方法』 マリリン・モンロー（左）、ローレン・バコール（中央）と |
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・モンローとの再共演が企画されたが、『ショウほど素敵な商売はない』(1954年）はグレイブルが辞退し、『How to Be Very, Very Popular』(1955年）はモンローが辞退した。その後、サミュエル・ゴールドウィン製作の『野郎どもと女たち』(1955年）への出演を試みたが実現せず、『How to Be Very, Very Popular』が最後の映画となった。 |
| ・映画からは引退したが、その後もTVで活躍。夫のハリー・ジェイムズとはラスベガスでのショーで共演していたが、1965年に離婚した。 ・1967年、ブロードウェイの大ヒット作「ハロー・ドーリー！」(1964年〜）に、キャロル・チャニング、ジンジャー・ロジャース、マーサ・レイに次ぐ４代目のドリーとして出演した。 （右の写真）舞台「ハロー・ドーリー！」出演時 |
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| ・1973年、56歳で他界。 |
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