20世紀・シ
ネマ・パラダイス
魅惑の映画音楽
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| 『史上最大の作戦』 (1962年)
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| 作曲:モーリス・ジャール (左の写真)
映画製作者のダリル・F・ザナックは、アカデミー賞の外国語映画賞 (1962年度) を受賞した 『シベールの日曜日』 を観て、超大作 『史上最大の作戦』 の音楽をモーリス・ジャールに任せる決断を下したと言われている。
尚、『シベールの日曜日』 がアメリカで一般公開されたのは翌年なので、『シベールの日曜日』 は1963年度のアカデミー賞で編曲賞にノミネートされている。
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映画に出演もした歌手のポール・アンカが作詞し、自身で歌ったが、おそらく、ミッチ・ミラー合唱団によるバージョンが最もポピュラーだと思われます。
注) この主題曲は、ポール・アンカが作曲したとの文献もあります。
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作曲:モーリス・ジャール モーリス・ジャールはアカデミー賞に9回ノミネートされたが、受賞した 『アラビアのロレンス』、『ドクトル・ジバゴ』 (1965年)、『インドへの道』 (1984年) は全てデヴィッド・リーン監督の作品。
『アラビアのロレンス』は、AFI (アメリカ映画協会) が2005年に選定した 「アメリカ映画音楽ベスト25」 で第3位に。
(左の写真) 『アラビアのロレンス』 ピーター・オトゥール
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| 『ジェームズ・ボンドのテーマ』 (1962年〜)
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| 作曲:モンティ・ノーマン 編曲:ジョン・バリー
『007』 シリーズのテーマ曲。
ジェームズ・ボンドは、AFI (アメリカ映画協会)が2003年に選定した 「アメリカ映画ヒーローと悪役ベスト100」 で、ヒーローの第3位に選出された。
(左の写真) 初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリー
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| 作曲:エルマー・バーンスタイン
『荒野の七人』 (1960年) のジョン・スタージェス監督とエルマー・バーンスタインが再び組み、前作と同様に、映画ファン、とりわけ男性ファンから圧倒的な支持を得た。
映画のストーリーとは全く関係がない歌詞だが、ミッチ・ミラー合唱団の歌も大ヒットした。
(左の写真) 『大脱走』 スティーヴ・マックイーン
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| 作曲:アルフレッド・ニューマン (左の写真)
20世紀FOX社のファンファーレを作曲 (1935年) し、生涯でアカデミー賞に45回ノミネートされ、9回受賞した映画音楽の巨匠アルフレッド・ニューマンの代表作の1つ。
ハリウッドでは、『風と共に去りぬ』 のマックス・スタイナー、『真昼の決闘』 のディミトリ・ティオムキン、アルフレッド・ニューマンの3人が、‟映画音楽のゴッドファーザー” と見なされていたという。
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● アカデミー賞のノミネート記録 … @ ウォルト・ディズニー 59回 A ジョン・ウィリアムズ 52回
B アルフレッド・ニューマン 45回 (2020年現在)
● アカデミー賞の受賞記録 … @ ウォルト・ディズニー 26回 A セドリック・ギボンズ 11回
B アルフレッド・ニューマン 9回 (2020年現在)
* セドリック・ギボンズ (美術監督) … オスカー像をデザインした人物
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| 『西部開拓史』 (1963年) 〜 挿入歌 「牧場の我が家
( A Home in the Meadow ) 」
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| 作詞:サミー・カーン 歌:デビー・レイノルズ (左の写真)
原曲はイングランドの民謡 「グリーンスリーブス」。
映画の中では、デビー・レイノルズ扮するヒロインが、最初は父親に促されて歌い、最後は甥っ子の子供たちと一緒に歌った。
西部開拓50年の歴史の中で、4世代に渡って歌い継がれた、開拓民たちの愛唱歌として使用された。
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| 作曲:ライオネル・バート 編曲:ジョン・バリー
歌:マット・モンロー (左の写真)
オープニングではインストゥルメンタル版が使用され、エンディングではマット・モンローのヴォーカル版が使用された。
映画同様、主題曲も ‟007シリーズ” の中で人気の高いナンバー。
ジョン・バリーが作曲し、マット・モンローが歌った 『野生のエルザ』 (1966年) の主題歌 「ボーン・フリー」 は、アカデミー賞の歌曲賞を受賞している。
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| 『ピンクの豹』 (1963年) 〜 「ピンク・パンサーのテーマ」
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| 作曲:ヘンリー・マンシーニ
今日では、‟ピンクの豹” (左の画像) のテーマ曲という認識が定着しているが、元々は、デヴィッド・ニーヴン扮する怪盗ファントムの忍び足をイメージして作られた曲だった。
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