20世紀・シネマ・パラダイス
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シルヴィア・シドニー
Sylvia Sidney
1910-1999 (アメリカ)
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◆ 代表作
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市街
City Streets
(1931年/アメリカ) |
激怒
Fury
(1936年/アメリカ)
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サボタージュ
Sabotage
(1936年/イギリス)
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暗黒街の弾痕
You Only Live Once
(1937年/アメリカ)
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デッド・エンド
Dead End
(1937年/アメリカ)
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ビートルジュース
Beetlejuice
(1988年/アメリカ)
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◆ 犯罪映画のヒロイン役で人気スターに
・1910年、ニューヨーク生れ。15歳の時に演劇学校に入り、17歳の時にブロードウェイ・デビュー。舞台に出演しているところをスカウトされ、FOX社の『疑惑晴れて』(1929年)の端役で銀幕デビューしたが、活動の中心は舞台であり、翌年は短編映画に1本出演しただけだった。 |
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『市街』(1931年)
ゲーリー・クーパーと |
『アメリカの悲劇』(1931年)
フィリップス・ホームズと
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『お蝶夫人』(1932年)
ケーリー・グラントと
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『丘の一本松』(1936年) |
* 『アメリカの悲劇』 … 『陽のあたる場所』(1951年)としてリメイクされ、シルヴィア・シドニーの役はシェリー・ウィンタースが演じた。
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・MGM社でフリッツ・ラング監督の『激怒』(1936年)に出演し、イギリスでアルフレッド・ヒッチコック監督の『サボタージュ』(1936年)に出演。帰国後、フリッツ・ラング監督の『暗黒街の弾痕』(1937年)、『真人間』(1938年)、ウィリアム・ワイラー監督の『デッド・エンド』(1937年)と、名監督たちの犯罪映画の傑作に立て続けに出演した。 |
・1940年代は5本、1950年代は3本の映画に出演しただけで、1950年代以降はTV、舞台を中心に活動していたが、17年ぶりの銀幕復帰作『Summer Wishes, Winter Dreams 』(1973年)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。また、TVドラマ「An Early Frost」(1985年)でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞を受賞した。
(右の写真)『Summer Wishes, Winter Dreams』 ジョアン・ウッドワード(右)と
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・シドニーのファンであるティム・バートン監督の『ビートルジュース』(1988年)に出演。大ヒットし、彼女はサターン賞の助演女優賞を受賞した。同監督の『マーズ・アタック!』(1996年)でも元気な姿を見せていたが、同作が最後の劇場用映画となった。
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『ビートルジュース』(1988年) |
『ビートルジュース』(1996年) |
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