20世紀・シネマ・パラダイス
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ヘンリー・フォンダ
Henry Fonda 1905-1982 （アメリカ） 愛称：ハンク (Hank ) |
◆ 代表作
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| 暗黒街の弾痕 You Only Live Once (1937年/アメリカ） |
黒蘭の女 Jezebel （1938年/アメリカ） |
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| 怒りの葡萄 The Grapes of Wrath （1940年/アメリカ） |
荒野の決闘 My Darling Clementine （1946年/アメリカ） |
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| ミスタア・ロバーツ Mister Roberts （1955年/アメリカ） |
間違えられた男 The Wrong Man (1956年/アメリカ） |
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| 十二人の怒れる男 12 Angry Men （1957年/アメリカ） |
黄昏 On Golden Pond （1981年/アメリカ） |
◆ 史上最高齢76歳でアカデミー賞主演男優賞を受賞
| ・1905年、ネブラスカ州生れ。内気な子供で絵を描くのが趣味だった。新聞記者を志し、ミネソタ大学でジャーナリズムを専攻したが、中退し、小売信用会社で働き始めた。 |
| ・20歳の時に、母親の友人だったドロシー・ブランドの勧めで、アマチュア劇団オマハ・コミュニティ・プレイハウスの舞台に出演。演劇に魅了され、役者の道を歩み始めることとなった。 * ドロシー・ブランド … 元女優で劇団オマハ・コミュニティ・プレイハウスの創設者の1人。1924年に長男マーロン・ブランドを出産してからは劇団の理事を務めていた。 （右の写真）若い頃のヘンリー・フォンダ |
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| ・1928年、マサチューセッツ州のケープ・プレイハウスでの公演を終えた後、劇団ユニヴァーシティ・プレイヤーズ・ギルドに参加。 |
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・1931年、同じ劇団の女優マーガレット・サラヴァンと結婚したが、数ヶ月で破綻。 1932年、ブロードウェイでの成功を志し、劇団の仲間ジェームズ・ステュアートと、ニューヨークで共同生活をスタートした。 （左の写真）若き頃、ジェームズ・ステュアート（右）と |
| ・ブロードウェイ劇「The Farmer Takes a Wife」(1934年）がヒットし、その映画化作品『運河のそよ風』(1935年/監督：ヴィクター・フレミング）で銀幕デビュー。 ゲーリー・クーパー、ジョエル・マクリーが辞退したため、舞台に出演していたフォンダが抜擢された。 （右の写真）デビュー作 『運河のそよ風』 ジャネット・ゲイナーと |
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| ・初の主演作『浪費者』(1936年/監督：ラオール・ウォルシュ）、屋外撮影初のカラー作品『丘の一本松』(1936年/監督：ヘンリー・ハサウェイ）等に出演。『月は我が家』(1936年）では、元妻のマーガレット・サラヴァンと共演。ハリウッドでは彼女の方が先に成功を収めていた。 |
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| 『丘の一本松』（1936年） シルヴィア・シドニーと |
『月は我が家』（1936年） マーガレット・サラヴァンと |
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| ・演技に定評があったフォンダは、名監督たちの数多くの名作に出演。 |
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| 『暗黒街の弾痕』(1937年/監督：フリッツ・ラング） シルヴィア・シドニーと |
『黒蘭の女』(1938年/監督：ウィリアム・ワイラー） ベティ・デイビスと |
| ・ジョン・フォード監督の作品に３作連続で出演。『若き日のリンカーン』、『モホークの太鼓』(1939年）、『怒りの葡萄』(1940年）。フォード監督のお気に入りの俳優だった。 |
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| 『若き日のリンカーン』(1939年） | 『モホークの太鼓』（1939年） クローデット・コルベールと |
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原作を読んで以来、『怒りの葡萄』
のトム・ジョード役を熱望していたフォンダは、20世紀FOX社と７年間の長期契約を締結することを条件に役を得た。同作で初めてアカデミー賞主演男優
賞にノミネートされたが、この年は朋友ジェームズ・ステュアートが『フィラデルフィア物語』で受賞した。 （右の写真） 『怒りの葡萄』 |
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| ・『美人は人殺しがお好き』(1938年）、『レディ・イヴ』、『新妻はお医者さま』(1941年）の３作では、フォンダのお気に入りの女優だったというバーバラ・スタンウィックと共演した。 |
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| 『レディ・イヴ』(1941年） バーバラ・スタンウィックと |
『新妻はお医者さま』（1941年） バーバラ・スタンウィックと |
| ・オールスター・キャストのオムニバス映画『運命の饗宴』(1942年/監督：ジュリアン・デュヴィヴィエ）、日本では劇場未公開だが、フォンダ本人のお気に入りの１作でもある西部劇の隠れた名作『牛泥棒』(1943年/監督：ウィリアム・A・ウェルマン） 等に出演。 |
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| 『運命の饗宴』（1942年） ジンジャー・ロジャースと |
『牛泥棒』（1943年） ダナ・アンドリュース（右）と |
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・第２次世界大戦中は米国海軍に入隊した。 （左の写真）米国海軍在籍時のヘンリー・フォンダ |
| ・戦後の最初の作品は、ジョン・フォード監督とのコンビによる『荒野の決闘』(1946年）。ワイアット・アープ役は、『怒りの葡萄』のトム・ジョード役と並ぶ代表作となった。 （右の写真）『荒野の決闘』 ヴィクター・マチュア（左）と |
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・フォード監督のフォンダへの信頼は厚く、監督が自ら設立した会社「Ａｒｇｏｓｙ Pictures」の第１作目、『逃亡者』（1947年）でも主役に起用された。また、『アパッチ砦』(1948年）では、フォード作品のもう１人の看板スター、ジョン・ウェインと初共演もした。 （左の写真） 『アパッチ砦』 ジョン・ウェイン（左）と |
| ・20世紀FOX社との契約が終了したフォンダは、契約で縛られるのを嫌って契約更新を拒否。古巣のブロードウェイへ戻り、劇団ユニヴァーシティ・プレイヤーズ・ギルド時代からの友人ジョシュア・ローガンが舞台監督を務めた「ミスタア・ロバーツ」に出演。空前の大ヒット、ロングランとなり、フォンダは1948年度のトニー賞を受賞した。 |
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| 『我が道は楽し』(1948年） 朋友ジェームズ・ステュアート（右）と初共演 |
舞台「ミスタア・ロバーツ」 ポール・ステュアート（右）と |
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