20世紀・シネマ・パラダ イス

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Ninotchka

       ニノチカ
        Ninotchka
        監督:エ ルンスト・ルビッチ
        (1939年/アメリカ)
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 クール・ ビューティー、ガルボが初めて挑んだコメディの傑作

 ‘Siren ’が、‘警報’ではなく ‘美人’ を指していた時代のパリ…。 
 ソビエト政府が貴族から没収した宝石を売りさばくため、パリへ派遣されたロシア貿易委員のブリヤノフイラノフコパルスキーの3人は、一流ホテル のあまりの豪華さに目を奪われ、指定された安ホテルでなく、一流ホテルのスイートルームに宿泊してしまった。
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 パリに住んでいる旧ロシアのスワナ大公妃は、 今はホテルのボーイをしているラコーニン伯爵から、かつて自分のものであった宝石が、パリで売りに出されることを知らされた。
 スワナ大公妃の愛人であるフランス人貴族レオン・ダルグー伯爵が、 宝石を取り戻すために行動を開始した。

  

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 『ニノチカ』 の予告編


   主な出演者など 

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 ・ニノチカ役 … グレタ・ガルボ Greta Garbo 
 ・ダルグー伯爵役 … メルヴィン・ダグラス Melvyn Douglas 
 ・スワナ大公妃役 … アイナ・クレアー Ina Claire
  ・
ラジーニン役 … ベラ・ルゴシ Bela Lugosi

 ・映画の宣伝コピーは 「Garbo Laughs 」 (ガルボが笑う)。彼女の初のトーキー作品 『アンナ・クリスティ』 (1930年) の 「Garbo Taiks 」 (ガルボが喋る) をもじったもの。
 映画製作にあたり、まず 「Garbo Laughs 」 のコピーが決まり、それに即して脚本が書かれた。
   (右の写真) 撮影中のガルボとルビッチ監督
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 ・原案は後にルビッチ監督作品 『生きるべきか死ぬべきか』 (1942年) も手がけることになるメルヒオル・レンジェル。
 脚色は、ルビッチ監督の前作 『青髭八人目の妻』 (1938年) でコンビを組んだビリー・ワイルダーとチャールズ・ブラケット、更にワルター・ライ シュが手がけている。

 ・ガルボは特別全権使節として登場するシーンではノーメイクで撮影に臨んだと言われてい る。

 ・ダルグー伯爵役には、スペンサー・トレーシーウィリアム・パウエル、ロバー ト・モンゴメリー、ケーリー・グラントなどの名前があがっていた。
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 ・アカデミー賞では、作品賞、主演女優賞、原案賞、脚色賞の4部門でノミネートされたが無 冠 に終わった。

 ・1955年、ブロードウェイ・ミュージカル 「絹の靴下」 として上演され、1957年に、フ レッド・アステア、シド・チャリシー主演、ルーベン・マムーリアン監督で 映画化もされ た。

  ピック・アップ … メルヴィン・ダグラス

Melvyn Douglas
  Melvyn Douglas 1901-1981  (アメリカ)

 ・1901年、ジョージア州生まれ。高校を中退して演劇の世界へ。

 ・1928年、ブロードウェイ・デビューを果たし、『今宵ひととき』 (1931年/監督:マーヴィン・ルロイ で、グロリア・スワンソンの相手役に抜擢され銀幕デビュー。

As You Desire me Captain_courageous
『お気に召す儘』 (1932年)
グレタ・ガルボと
『我は海の子』 (1937年/監督:ヴィクター・フレミング
フレディ・バーソロミュー

Angel Two-Faced Woman
『天使』 (1937年/監督:エルンスト・ルビッチ)
 マレーネ・ディートリッヒ
『奥様は顔が二つ』 (1941年/監督:ジョージ・キューカー
グレタ・ガルボと

 ・ブロードウェイの舞台 「The Best Man(1960年) でトニー賞、映画 『ハッド』 (1963年) で アカデミー賞助演男優賞、TVドラマ 「Do Not Go Gentle Into That Good Night(1969年) でエミー賞を受賞。
 アカデミー賞、トニー賞、エミー賞の演技賞3冠を制した数少ない名優の1人。
 『父の肖像』 (1970年) で、アカデミー賞主演男優賞候補となったが受賞は逃した。
Hud I_Never_Sang_for_My_Father
『ハッド』 (1963年) ポール・ニューマン (右)と 『父の肖像』 (1970年) ジーン・ハックマン (右)と

 ・『チャンス』 (1979年/監督:ハル・アシュビー) で、2度目のアカデミー賞助演男優賞を受賞。
 (右の写真) 『チャンス』 ピーター・セラーズ (左)と

 ・フレッド・アステアと共演した 『ゴースト・ストーリー』 (1981年) が遺作となった。同作品の公開前に、80歳で他界。
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